消毒液について
私達は料理をしたり食事をする前、外から戻ってきた時に手を洗います。また、簡易的な方法としては消毒用アルコールを手に取り、それにより手のひらや指の股などに付着している細菌類を消毒します。では、なぜアルコールはそういったことが出来るのでしょうか?これはアルコールの持つ様々な特性が影響しています。まず、アルコールにはタンパク質の変性効果や死亡の破壊効果があります。タンパク質の変性が起きると、その最近が本来持つ性質が変化してしまうので、消毒の効果があるわけです。脂肪の破壊による効果は、細菌類の一番外側にある脂肪で出来ている細胞膜を破壊することが出来ます。また、アルコールには強力な脱水作用があるため、アルコールに触れた細菌は干からびさせることができるので、これにより細菌の活性が無くなるのです。
そんなアルコールですが、実はノロウイルス消毒には全く効果がないことは、意外と知られていません。実はノロウイルスには脂肪でできた膜、エンベロープというものが無いので、アルコールの効果がないのです。
その代わり、ノロウイルスに効果があるのが次亜塩素酸ナトリウムという塩素系の薬品で、身近なところでは塩素系洗剤の主成分になっており、こちらを希釈して使うことで、ノロウイルスの消毒を行うことが出来ます。
ノロウイルスにはアルコールは効き目が無い、ということをしっかり覚えて、来シーズンの被害の増大に備えておきましょう。
メディア情報
日本経済新聞2020/2/25 掲載
朝日新聞デジタル2019/7/23 掲載
日刊工業新聞2019/7/5 掲載
KBC九州朝日放送2019/5/21 放送
FOR YOU
テレビ朝日2019/5/7 放送
ワイドスクランブル
日経産業新聞2019/3/26 掲載
「困りごと解決-140種対応「アマゾン」目指す、個人同士の基盤作りも」
読売テレビ2018/9/19 放送
かんさい情報ネットten.
BSジャパン2018/8/16 放送
日経プラス10
テレビ番組や新聞に当社事業やサービスについて取り上げられました。