高齢者は特に重要

大人のノロウイルス感染は、重症化することが少なく、自然感知をするケースが多いのですが、高齢者の場合は、重症化してしまう可能性が子供以上に多いです。
元々高齢者の体は、抵抗力が落ちてしまい、免疫が非常に低いので、子供や成人と比べても、体の水分量がとても少ないという事もあり、脱水症状になりやすいのです。

激しい下痢や嘔吐をする事によって、体内の水分がどんどん奪われ、あっという間に脱水症状を引き起こします。
子供も同様ですが、脱水症状が起こる事によって、意識障害がでたり、高齢者の場合は血圧低下を招くため、命に係る問題となってきます。

高齢者がノロウイルスに感染した場合は、ちょっとずつでも水分補給を促す事が先決です。
食欲が無く中々水分補給が難しいと思いますが、危険な状態に陥る前に、病院で点滴を打つなりとしっかり水分を摂取してください。

もし、食欲が少しでもあるようでしたら、食欲が無くならない内に、しっかりと水分を補給し、脱水症状になる事を防ぎましょう。

勿論胃腸に負担をかける事のないように配慮することも必要です。
お腹を冷やさないためにも温かいスープ等を食べるといいと思います。

高齢者の場合、菌を排出する事は、できても体にでるダメージが大きいので、回復に時間がかかるかもしれません。
こういった、つらい症状にならないためにも、事前にしっかりとした消毒予防をすることが大切だと考えられます。