秋でもノロウイルスに感染する可能性があります!早めの対策がカギ
秋の時期から気をつけないといけない食中毒に、ノロウイルスというものがあります。このノロウイルスは感染すると、下痢や嘔吐を引き起こすもので、感染力が高く、人から人への感染も多いため集団感染を引き起こす可能性が高いです。そんなやっかいなノロウイルスに人はどのように立ち向かえばいいのでしょうか?
今回は、ノロウイルスの感染経路や感染しないためにどんな予防をするべきかなどをお伝えし、集団感染を引き起こさないための方法もお伝えしたいと思います。これを読んで、これから先のノロウイルス流行時期にそなえましょう。
ノロウイルスは秋でも流行するので油断禁物!
そもそもノロウイルスとはどんな病気なのか、詳しくみていきましょう。
ノロウイルスってどんな病気?
ノロウイルスとは感染症を引き起こす病原菌で、感染することで急性胃腸炎を発症する感染性胃腸炎の一種です。ノロウイルスが付着している手で食品などを摂取すると口を通して感染し、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が現れます。
年齢によっては重症化することもあります。また、嘔吐物で気道を詰まらせて死亡するケースもあり、大変危険です。ノロウイルスの潜伏期間は平均1日から2日といわれ、症状が持続するのも平均1日から2日です。感染中は脱水症状を引き起こすこともあり、大変危険です。感染源や感染拡大の要因からか、日本で発生しやすい食中毒では患者数が一番多いという報告があります。
秋から春にかけて流行します
ノロウイルスの流行時期は秋から春にかけてです。特に感染報告が増えるピーク時期は12月から1月の冬あたりになりますので、その前に予防や対策の準備を整えて、ピーク時期にそなえておきましょう。この流行時期はインフルエンザウイルスともかぶっています。そのためこの時期は、ノロウイルスとインフルエンザウイルスの2つに同時感染するという危険も存在します。
なぜこの時期に流行するの?
秋から春にかけてノロウイルスが流行する理由として、ノロウイルスが低温や乾燥に強いことが原因となっています。そのため特に気温が下がり、空気が乾燥する冬の時期は、ノロウイルスが流行しやすいのです。また、ノロウイルスの大きな感染経路のひとつとして生牡蠣の摂取によるものがあります。その牡蠣の旬が11月から4月頭ごろまでであることから、流行に関係があると見られています。
ノロウイルスの予防方法を抑えておこう
普段の生活で気をつけること
秋から春に流行するノロウイルスに感染しないように気をつけることがいくつかあります。まずは食べ物ですが、生ものの摂取を避け、しっかりと火を通したものを食べるようにしましょう。ノロウイルスは高温に弱いので、食材に火をしっかり通すことで滅菌することができます。
次に、手洗いうがいをしっかりとおこないましょう。ノロウイルスが手指に付着したままの状態で飲食をおこなったりすることでノロウイルスに感染することがあります。手指に付着したノロウイルスを手洗いによって除菌し、口内に付着している可能性があるノロウイルスをうがいによって洗い流すことで感染する確立を下げることができます。
特にトイレは多くの箇所にノロウイルスが付着している可能性があるため、トイレを済ませたあとは入念な手洗いをおこなうことをおすすめします。
また、食器や調理器具をしっかり洗浄することも予防をするうえで重要な項目となります。ノロウイルスが付着した調理器具での調理や、ノロウイルスが付着した食器に料理を盛り付けることで、ノロウイルスが食べ物にも付着してしまうことがあります。
そうしてノロウイルスが付着した食べ物を食べることで、ノロウイルスに感染することもあります。そういったことを防ぐために、食器や調理器具もしっかりと洗浄することでノロウイルスの感染予防に繋がります。
ノロウイルス消毒液を使用する
ノロウイルスは感染力が非常に強い病原菌であり、ノロウイルスの付着した部分から別の人に感染することも多いです。そうした感染を防ぐために、付着しているノロウイルスを徹底除菌するためのおすすめアイテムがノロウイルス消毒液になります。
市販されているものがあり、この消毒液で手やドアノブ、テーブルなどを除菌することでノロウイルスを除菌し、感染の確立を下げることができます。携帯ボトルタイプも存在するため、出先などで手を洗うことが難しい場合などは、そちらを利用することで予防ができるので使用しましょう。
もし、市販の携帯ボトルタイプを見かけない場合は、100均などに売られている化粧用のスプレーボトルに消毒液を入れて持ち歩く方法もあります。市販されているハイターなどを水で薄めて自作することもできますが、市販品のほうが効果も強力で使いやすいです。ですので、無理に自作をせず市販品を使用するのがおすすめです。
ノロウイルスに関する注意点
ここでは、ノロウイルスにかかったときなどの注意点をご紹介します。
子どもやお年寄りは重症になりやすい
秋から春に流行するノロウイルスですが、抵抗力の低い子どもやお年寄りが感染した場合は、重症化しやすいです。重症化すると脱水症状などを引き起こすこともあるので、適度な水分補給を欠かさないようにしましょう。その際に、味の濃いものなどを飲むと吐いてしまうこともあります。そのため補給する水分の種類にも気を使うことをおすすめします。
集団感染を引き起こす危険性がある
感染力が強いといわれているノロウイルスは、少しでも体内にウイルスが入ると発症してしまいます。感染してしまうと、便や嘔吐物にそのウイルスが含まれており、処理するときにしっかり対策をしていないと処理者が感染してしまう恐れがあります。
また、嘔吐してしまった場所をしっかり消毒などをしていないと、その部屋にウイルスが舞い集団感染してしまうこともあるので危険です。そのため、危険を取り除くには、マスクと手袋をつけておこない、消毒をしっかりして、適切な汚物処理をしましょう。
心配なときは業者に依頼を!
ノロウイルスで嘔吐物などの処理に不安などがありましたら、プロに依頼しましょう。
業者に消毒を依頼するメリット
秋から春にかけて流行するノロウイルスの感染拡大を防ぐにあたって、ウイルスを多量に含んだ汚物を、適切に処理する必要が出てきます。しかし、個人では除菌のための装備を整えるのは大変です。
そこで、適切な汚物処理や除菌をおこなえる業者に依頼する方法があります。業者に依頼するメリットは、彼らは最初から装備を整えており、適切な処理方法も知っているため安心感があることです。そして何より、自分たちがノロウイルスに感染するリスクを減らすことができます。
大型施設の消毒は、業者がおすすめ
大型施設でノロウイルスが多量に含む可能性がある汚物を処理する場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。施設の従業員などで処理をおこなった場合、その従業員内で感染が広がる可能性も出てくるため、大変危険です。そうした危険を回避し、感染拡大を防ぐためにも専門の業者に依頼し適切な処置を施してもらうことをおすすめします。
まとめ
ここまで秋から春にかけて流行するノロウイルスについて、ご説明してきました。ノロウイルスは菌が付着した手で食品を食べるなどをすることで発症します。また生牡蠣の摂取もノロウイルス感染のリスクが高いです。
ノロウイルスは感染すると下痢や嘔吐などの症状を引き起こす、感染性胃腸炎です。またノロウイルスに感染した人の便や嘔吐したモノの中にウイルスがおり感染する恐れがあります。不適切な処理をおこなうと感染が広がり、集団感染に発展する危険があるので注意が必要です。
そうした感染力の高いノロウイルスの感染予防には手洗いうがいを徹底するのが有効です。また、ノロウイルス消毒液が市販されているので、それを使って除菌をおこなうこともおすすめとなります。子どもやお年寄りが発症した場合は、重症化することも多いため注意が必要です。重症化すると脱水症状を引き起こすこともあるため、そうした場合は定期的な水分補給も忘れないようにしましょう。
また、万が一感染が広がる危険性がある場合は、除菌などをおこなってくれる業者に依頼すると安心です。特に、人が集まりやすい大型施設などの場合は、感染拡大を防ぐために業者に依頼し適切な処理をおこなってもらうことを強くおすすめします。ノロウイルスは感染力が非常に高い、危険な病原菌です。流行し始めの秋ごろから入念な予防と対策をいち早くからおこないましょう。
メディア情報
日本経済新聞2020/2/25 掲載
朝日新聞デジタル2019/7/23 掲載
日刊工業新聞2019/7/5 掲載
KBC九州朝日放送2019/5/21 放送
FOR YOU
テレビ朝日2019/5/7 放送
ワイドスクランブル
日経産業新聞2019/3/26 掲載
「困りごと解決-140種対応「アマゾン」目指す、個人同士の基盤作りも」
読売テレビ2018/9/19 放送
かんさい情報ネットten.
BSジャパン2018/8/16 放送
日経プラス10
テレビ番組や新聞に当社事業やサービスについて取り上げられました。